ごはんのおかずになるごはん?

津軽地方には、「ごはんのおかずになるごはん」が存在します。
それが「すしこ」。もち米が使われた漬物です。
蒸したもち米に赤しそやキャベツ、きゅうりなどを混ぜて漬けこむことで作られます。
甘酸っぱくさわやかな味わいで、赤い色をしているため「赤めし」とも呼ばれます。
乳酸菌で発酵させているため栄養価が高く、
稲刈りや農作業の時期に、体力回復や栄養補給のために食べられていたようです。



寿司?漬物?

すしこには、見ての通り「すし」という言葉が入っていますが、寿司なのでしょうか?
魚に塩や米を加えて乳酸発酵させた「なれずし」、さらに野菜も入った「飯寿司」も存在しますが、
それらと比べるとすしこには魚が入っていません。
漬物は野菜を使った発酵食品ですが、すしこは米の割合がかなり多いです。
どの食品とも一味違う、独特な郷土料理です。

トップページに戻る

画像は自作のものを使用しています。
copyright©2018 ragan-1/4 All Rights Reserved