弘前の民芸品 

 津軽手芸品

 角巻を羽織る津軽の女性の冬の風情やカスリの上着にもんぺ、白い頬かむりの可憐な津軽娘の姿が表現されています。づくり(独楽)は、すり鉢型でロクロ模様が美しい津軽独特のコマです。













 津軽焼

 元禄元年に藩の窯が開かれましたが、現在の津軽焼は昭和11年に再興したもので、天目釉(黒釉)やりんごの木灰を材料とするりんご釉などが、素朴な色合いをだしています。また自然釉を特徴とする芸術性の高い焼物もあります。







 津軽塗

 藩政時代に産業文化の活性化のために始められ、代表的な技法には、「唐塗」「ななこ塗」「紋紗塗」「錦塗」があり、その工程は40回以上もの漆の重ね塗りと研ぎ出しに特徴づけられます。その堅牢な品質と優雅な色彩は、伝統漆器の代表格といえ、昭和50年に国の伝統的工芸品に指定されています。











 津軽こぎん刺

 雪国の生活の中で生まれた女性の手仕事で、農家の野良着の麻布に木綿糸で刺して補強する「刺しこ」から発展し、幾何学的な模様が特徴です。











 津軽凧絵

 津軽凧絵は、窮乏した藩士の内職として始められ、ひば材を使用した骨組みと三国志や水滸伝などの挿絵をもとにした武者絵を特徴としています。金魚ねぷたは、元来、子供達の持ち歩き用のねぷたで、まん丸な形と愛くるしい表情で可愛がられています。








 津軽こけし

 「弘前こけし」は、胴模様に特徴があって、土の匂いと素朴で無邪気な表情が魅力です。











 津軽ぶなこ

 ブナコは、ブナ材を原料として近年開発された工芸品で、ブナ材が本来持つ木質の美しさ、しんの強さを生かしており、その様姿は津軽特有のエキゾチックな趣と美しさをたたえています。








 津軽打ち刃

 藩政時代から刀剣類等の武器制作が盛んであったため、この伝統を受け継いで古くから良質の包丁や農具などの打刃物が生産されています。









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