津軽の景色や風土を感じながら味わいたい、おいしいものをご紹介
OSTERIA ENOTECA DA SASINO
「地産地消」。一度は聞いたことのある言葉だと思います。
このお店のこだわりはできる限り地元の食材を使うこと。
「身土不二」という言葉をご存知でしょうか。その土地の食べ物を美味しいときに食べるという意味です。
自然な状態の食材を食べることは、体にとっても自然なことなのだそうです。
弘前の食材を使う理由はそれだけではありません。このお店のオーナー・笹森さんは、
「日本一のレストランを目指している」と語ってくれました。
そのためには、東京などの大都市にあるレストランと同じ料理ではだめだ、と考え、
青森ならではの食材を使うようにしているそうです。
レストラン以外にも、チーズやワインなどにも力を入れています。
弘前のワインはとてもいいワインで美味しいので、是非飲んでみてください!
誰でも満足できる、「美味しいだけじゃない」レストラン、一度行ってみてはいかがでしょう?
弘大カフェ 成田専蔵珈琲店
弘前大学の片隅に佇む、旧制弘前高校外国人教師館。その中からは、日々珈琲の良い香りが漂ってきます。
今回は、学生や街の人々の心を癒し続ける珈琲のヒミツを探ってきました。
・珈琲のふか~い歴史のおはなし。
弘前は別名、「珈琲の街」と呼ばれています。その由来を知ることが出来ました。
今から160年程前、蝦夷地(北海道)の宗谷岬に警備のため赴いた津軽藩兵達。
そこで珈琲は薬として飲まれていました。
浮腫病という不治の病に罹りながらも、必ず故郷へ帰ると念じ、一杯の珈琲を飲んだのでしょう。
そして大正~昭和時代にかけて、「カフェー」が流行しました。
そのとき、周辺の喫茶店に声をかけ、
珈琲を提供し始めたのが成田専蔵珈琲店の店主、成田専蔵さんだったそうです。
私たちが今こうして美味しい珈琲を飲めるのは、沢山の人の力によるものなのですね。
・おいしい珈琲を淹れるためのこだわり。
珈琲は、焙煎する時間が長ければ長いほど苦味が増してきます。
そしてここ、弘大カフェで提供している珈琲には、
じっくりと深煎りされたとても深い味わいの珈琲豆が使われています。
弘前はとても寒いため、濃い味わいを好む人が多いそうです。
この地域性に沿った味わいが、成田専蔵珈琲店のこだわりなのです。
・珈琲以外にもおいしいお食事を。
このお店では、珈琲以外にも美味しいお食事があります。ケーキなどのスイーツに始まり、
なんと可愛いラテアートもしてもらえます。
珈琲と負けず劣らず美味しく、満足できる美味しさなので、
小腹が空いたときやお友達とのお茶会、旅の途中の休憩にいかがですか?
和食舎 さの
弘前にいながら、東京の一流店にも引けを取らない本格的な和食が楽しめる店。
それが「和食舎 さの」というお店です。
郷土料理を楽しめる店は多いですが、この店は一味違います。
主人が開店当初からこだわるのは、天然ものの魚を提供すること。
人工の餌や水場で育てられた魚に比べて、臭みもなく、身も締まって断然美味しい、と言います。
さらに、地元の新鮮な野菜や山菜をふんだんに使うことで、弘前らしさが料理に加わります。
和食の心髄ともいえる丁寧にとった出汁が、それぞれの素材を引き立て、最高の料理に仕上がっています。
明るいご主人や女将さんの楽しい話に耳を傾けながら、大切な人と、本格的な和食を楽しんでください。
ポワンルージュ
赤いネオンサインの看板が目を引く、洒落た佇まい。
ここポワンルージュでは、毎日様々なお客さんが集まり、お酒と料理を楽しんでいます。
料理と食材、お店の雰囲気まで至るこだわりのおはなしを伺ってきました。
・お店の料理と雰囲気に対するこだわりのおはなし。
「みんなが気軽に来れるお店」誰が来ても楽しめる、フレキシブルな雰囲気がこのお店の特徴です。
一人で料理をつまみながらお酒を楽しむもよし、大人数で集まってワイワイ楽しく飲み会を開くもよし。
毎日いろいろなお客さんが集まって、楽しく料理を楽しんでいます。ヨーロッパのビストロのようなお店です。
また、料理に使う食材も、県産のものにこだわっているそうです。
食材の豊富な弘前だからこそ、美味しい食材で料理が作れるのだそうです。
・初めての方にも来てほしい。
ポワンルージュの店主・猪股さんのおすすめメニューは「田舎風パテ(パテ・ド・カンパーニュ)」。
通常パテは複数種類の肉を混ぜ合わせて作られるのですが、このお店では豚肉のみを使用しているそうです。
パテの濃厚な味がカリッとしたパンとマッチしていてとても美味しい料理です。
その他にも、フォアグラとトリュフのリゾットや津軽ガモの白レバームース、
小エビとアボカドのカクテルなど多彩なメニューがあり、どれも絶品です。
このお店は価格も幅広く、安いものであれば500円ほどから食べることができます。
行ってみたいけど不安…という方でも大丈夫。
猪股さんは「好きなものを食べてほしい」とおっしゃっていました。
是非旅の途中に、仕事帰りに、召し上がってみてくださいね
嶽きみ
嶽高原で収穫されたとうもろこしだけが『嶽きみ』と呼ばれます。
嶽高原特有の昼と夜の寒暖差によって甘くておいしいとうもろこしになります。
8月から9月下旬頃まで『嶽きみ街道』といわれる直売所のテントがたくさん並び販売されています。
小田桐農園はテレビでもたびたび取り上げられ、料理研究家の栗原はるみさんのレストランでも使われるほどです!
弘前が誇るブランド『嶽きみ』をぜひ食べてみてください!!(ハマりますよ~)
いがめんち
イカのゲソを細かく刻み、玉ねぎなどの野菜、つなぎの小麦粉を混ぜて
油でこんがりと揚げた郷土料理です。
弘前市民の中には、全国区の料理だと思い込んでいる人もいるとかいないとか…
ゲソの香ばしさと、玉ねぎの甘みがクセになります!
問い合わせ先は、弘前いがめんち食べるべ会 0172-34-7121
けの汁
津軽地方に古くから伝わる代表的な冬の郷土料理です。
さいの目に刻んだ野菜や山菜、凍豆腐などをだしと一緒に大鍋で煮込んだ味噌仕立ての汁ものです。
雪に閉ざされる小正月の頃に食べる家庭料理として、津軽の人々に今でも親しまれています。
作ってから、日がたつほどにおいしさが増してくるんですよ。
主な提供店… 菊富士本店・居酒屋 和・居酒屋けん太ほか
貝焼き味噌
津軽の名産物ホタテの大きな貝殻を鍋代わりに作る故郷の味です。
ふんわり卵とまろやかな味噌の味わいにご飯やお酒がすすみます。
元は滋養食なので風邪のときなどにお粥と一緒に食べるのも定番です。
主な提供店… かだれ横丁・菊富士本店ほか